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Nikon COOLPIX S6000 [カメラ]

DSC00126.jpg
Nikon COOLPIX S6000です。
Amazonで10,800円。安いので思わず買ってしまいました。
色はフラッシュレッドです。

約3年前に買ってこのブログでも紹介したSONY CyberShot W110から買い換えました。
さすがに3年経つと色々と進化があるようです。
ま、基本的なところは変わっていませんがね。

CyberShot W110は確か1/2.5型CCDで720万画素。
それがCOOLPIX S6000では1/2.3型CCDで1420万画素です。
S6000は去年のモデルなので、たった2年で画素数が倍になったわけです。
なんていうかね…もうやりすぎですね(苦笑)
豆粒センサーに無理やり1000万ピクセル以上の画素を詰め込んで、1画素あたりの面積はとんでもなく小さくなっています。

イメージセンサーというのは、光を画像に変換します。
当然面積が大きい方がより多くの光を取込めるので画質がよくなります。
ところが年々デジカメはイメージセンサーのサイズがあまり変わらないまま、画素数だけが増えていっています。
つまり…?
単純に画質は徐々に落ちているわけです。
それを画像処理エンジンでむりやり補正していたりなんかします。
誰がこんな高画素を望んだんでしょう?

ご存知のように高画素=高画質ではありません。
コンパクトデジカメなら500万画素でも十分なんです。
なんせイメージセンサーは豆粒サイズなので…
(知らない人は「イメージセンサー サイズ 比較」でグーグル先生に教えてもらいましょう。)

小さいレンズに小さいイメージセンサー。
こんなので綺麗な画像が撮れるわけありません(キッパリ)。
画質という点ではハッキリ言ってコンパクトデジカメは10年前とほとんど進化していないと思います。
特にエントリーモデルは無駄に画素数だけ増えて、保存される画像のサイズが大きくなっただけです。
ハイエンドコンデジと呼ばれる、コンデジの中でも高価格の物は、エントリーモデルとは逆に一回り大きなイメージセンサーを搭載し、画素数を抑えたモデルになっています。
これらは、わかっている人向けに出しています。
センサーサイズ1/1.7型で1000万画素とかそういうやつです。
PowerShot G12とかですかね。
画素数で比べたら、ハイエンドとエントリーモデルで逆転しているわけです。
なぜ?そりゃ画素数が少ない方が高画質だからです。
もうその時点で、メーカー自身が高画素=高画質ではないと証明しているわけです。
ではなぜメーカーは高画素化を止めないんでしょう?
まぁ数字で表せるから消費者を騙しやすいんでしょうね(笑)
「新機種は○○○○画素だから従来モデルより高画質!!」
残念ながら、話はそんな単純ではありません。

NikonはS6100を3/18に発売しますが、画素数がとうとう1600万画素になります。
イメージセンサーのサイズは変わらないままです。
その他、特にS6000から真新しい点は見当たりません。
見た目もあまり変わりません。
タッチパネルになったことくらいでしょうか?
Amazonで予約開始していますが、23,000円ほど。
10,800円で買えるS6000より倍以上高いです。
高画素=高画質ではないのは前述したとおり。
もっとも、イメージセンサー(CCDやCMOS)は半導体そのものですから、その性能は年々進化していきます。
しかしそれにも限界があります。
どんなものにも最適な量というものは存在します。
コンパクトデジカメの最適な画素数は300~600万画素あたりです。
1600万画素なんてとんでもない。1000万画素でも多すぎなんです。
それなら新モデルのS6100を倍の値段を出して買うより、今安く買えるS6000の方がだんぜんお得でしょう!!
(S6000の1420万画素も多すぎで論外なんですが)。

なーんていう最新モデルに否定的なレビューを書いていますが、正直それがしは画質なんてそんなに気にしていません。
使用目的は主にブログ用です。
印刷もL判サイズの写真紙にしかしないのでコンデジで十分です。
とにかく安いこと。
ただし、それなりの物が安く買えること。
それで選んだのがこのCOOLPIX S6000でした。
コストパフォーマンスはかなり良いでしょう。
みなさんも、これからまだまだ高画素化を進めていくメーカーに惑わされず、今のうちに1000万画素程度に抑えてあるデジカメを買っておいた方がいいと思いますよ~。
今後もイメージセンサーのサイズはそれほど変わらないまま、画素数だけは上がっていき、画質がドンドン落ちていくと思いますので。
イメージセンサーのサイズはデジカメの値段に直結しますから、エントリーモデルのデジカメでセンサーサイズが大きくなることはほとんどないでしょう。
また、イメージセンサーを大きくするとレンズも大きくしないと意味がないので、コンパクトじゃなくなってしまいます。

ネオ一眼と一部で呼ばれている、レンズの交換出来ない、パッと見、一眼レフのようなデジカメが売られていますが、あれ実はコンパクトデジカメと中身変わりません。
レンズは大きくても豆粒センサーです。
見た目は一眼レフでも画質は一眼レフの足元にも及びませんので…
画質を重視するなら、最低でも1/1.7型以上のサイズのセンサーを積んだコンデジを選びましょう。
(それでも一般的な一眼レフのAPS-Cサイズに比べたら豆粒ですが(笑))
画質はセンサーサイズがまず第一です。これが大原則。
小さいセンサーで高画質はありえないのです。
メーカーはカタログに良いことしか書きませんので注意しましょう。

画質を決めるのは、まずはイメージセンサーのサイズ。そしてその性能。
次に画像処理エンジンの性能。そしてレンズ性能。
最後に画素数です。

高画素≠高画質です。
お間違えなく…

次回は入手したCOOLPIX S6000と他の手持ちのデジカメとの画質比較をしてみたいと思っています(予定)。

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